三池鉄道の組織変遷 |
2002年9月23日公開 <トップページに戻る> |
三池鉄道という呼称は、現地でも趣味人にも問題なく通用すると思いますが、無論、正式名称ではなく通称愛称の類いです。この他、三池炭鉱鉄道や三池港務所鉄道と呼ばれることも多いですが、困ったことに人まちまちのようです。あまり正式名称にこだわっても趣味的には重要と思えませんが、この機会にちょと複雑な組織変遷をまとめてみました。 鉄道運営は、明治期は炭鉱付属の運輸部署としていたようですが、三池港の開港で輸送業務が拡大したため港務部(所)を設置、さらに大正7年に荷役と運輸業を専業とする事業所として三池港務所が分離され、以来、平成まで運営管理を受託して、実質的な三池鉄道の代名詞になりました。私鉄時代には三井三池港務所として独立し、三井鉱山から鉄道施設を譲受して鉄道事業者にもなっています。 ただ、伝統ある事業所名も平成に入ってから三池事業所へ改称されてしまいました。四ツ山駅や宮浦駅の駅名板を見ると、港務所を消して事業所と上書きされていましたが、無人となった三池浜駅のみ、港務所のまま取り残されていたのが印象的でした。 平成9年以降に三井化学に所有が移ると、運営管理は三池港物流(のちに三井鉱山物流に改称)へ引き継がれました。三池港務所時代のノウハウを生かし、昔日と変わらない輸送が続けられています。 |
| 所有 | 運営管理 | 種別 | 記事 |
| 官営(工部省三池鉱山支庁*1) | 鉱山軌道 | 明治11年馬車軌道敷設。 | |
| 三池炭坑社 三井鉱山 |
総括部運輸科 運輸課 |
明治22年三井組に三池炭鉱払下げ。 明治24年三池炭坑社設置。 |
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| 鉱山軌道+自家用鉄道 |
明治24年三池鉄道敷設。 明治25年三井鉱山合資会社設立。 明治26年三井鉱山合名会社に改組。 明治26年三池炭坑社を三井三池炭坑事務所に改称。 明治30年九州鉄道大牟田駅と連絡。 |
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| 専用鉄道 |
明治33年私設鉄道法専用鉄道規則。 | ||
| 港務部運輸課 | 明治41年港務部設置。 | ||
| 港務所運輸課 |
明治42年港務部を港務所に改称。 | ||
| 三井鉱山 |
明治44年三井鉱山株式会社設立。 | ||
| 三井鉱山三池港務所運輸課 |
大正7年三池港務所設置。 大正8年地方鉄道法専用鉄道規定。 |
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| 地方鉄道 |
昭和38年専用鉄道より地方鉄道への変更許可取得 昭和39年地方鉄道営業開始。 |
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| 三井三池港務所 |
昭和39年三井三池港務所設立。 昭和40年三井鉱山より三井三池港務所へ運輸事業譲渡。 |
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| 三井石炭鉱業 |
三井鉱山三池港務所鉄道課 | 専用鉄道 |
昭和48年地方鉄道営業廃止。 昭和48年三井鉱山が三井三池港務所を吸収合併。 昭和48年三井石炭鉱業設立。 |
| 三井鉱山三池事業所鉄道課 | 平成?年三池港務所が三池事業所に改称。 | ||
| 三井東圧化学 |
三池港物流鉄道係 | 平成9年三井東圧へ譲渡。 平成?年三池港物流設立。 |
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| 三井化学 |
三井鉱山物流鉄道係 | 平成9年三井化学設立。 平成?年三池港物流が三井鉱山物流に改称。 |
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| (作表うしやん) | |||
| *1)官営時点 |
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